競争 competitive economic system 2004 1 29

 企業の業績を見ていくと、
規制などで守られて、競争のない業界は、
政府に助けてもらっても、なお回復力が弱い。
競争を促す政策を実施すべきです。

 競争がなくて、低迷している例を、ひとつ挙げましょう。
自民党という政党は、
派閥の弊害を、マスコミ等から、指摘されて、
派閥を解消する方向に動いてきた。
さらに、小選挙区制度を導入したことにより、
派閥の力は、激減した。
相対的に、党執行部の力は増大した。
 その結果、政治家が、小粒になってしまった。
田中、三木、福田、大平、中曽根という政治家に比べて、
明らかに、今の政治家は、小粒になっている。
 昔は、自民党という政党は、「ない」と言ってもよかった。
田中党、三木党、福田党、大平党、中曽根党という「政党」の連合体が、
「自民党」と称していた。
このなかで、「政権交代」をしていた。
田中党がダメならば、三木党へと「政権交代」をしていた。
 今は、自民党内にあった複数の「政党」がなくなってしまい、
「無競争」となってしまった。
 多くの議員は、党執行部の顔色を伺うだけの議員となってしまった。
そして、政治の低迷と、無気力が始まった。
 確かに、派閥というシステムには、弊害が多かったが、
いい面もあった。「競争」して、お互いの政治力を磨いていた。


























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